どうしよう！離婚調停書類が届いた！（その２）

前回の記事では、調停と裁判の違いや
調停の結末についてお話ししました。

この記事を読み進めていただくと、次のことがわかります。
１、調停とは何か
２、調停が申し立てられたらどうなるか　←今回はここ
３、調停への臨み方

しばりさ

万一、調停が申し立てられたときに備えて

ぜひこの情報を参考にしてくださいね！
調停書類が送られてきていても、この記事を見て慌てず準備しましょう！

調停の申し立て

裁判所が絡むと物々しい雰囲気ですが
調停は申し立ての手続きは想像されるより簡単です。
申し立て人は、相手居住地の家庭裁判所に必要な書類を提出します。
その書類は次のようなもののようです。
リンク先は、裁判所が公開している書類のサンプルです。

①夫婦関係調停（離婚）の申立書　…主張内容や理由を書く書類

②進行照会回答書（申立人用）　…これまでの話し合いの様子などを書く書類

申し立てが受け付けられると、
裁判所により家事調停期日が決められます。
「家事調停期日」とは、双方が家庭裁判所に出向く日です。
そこで調停委員からの質問に答えたり、自分の主張をしたりします。

家事調停期日は、書類が郵送されてきて、通知されます。
このような封筒に入ってきます（一例です）。

しばりさ

正直こんなものが突然届いたら恐怖でしかないですよね…
「裁判所」、「調停」という威圧感に潰されそうになる…

この封筒の中に、
・期日通知書
・調停申し立て写し（相手が申し立てた時に記入した書類の写し）
などが入っているのですが、
申し立てられた側も、記入と返送が必要な書類が入っています。※
※2021年時点です。内容に変更がある場合もあります。

A. 答弁書

B. 進行照会回答書

C. 連絡先等の届出書

もっとも重要なのは、A「答弁書」です。
リンク先を見てもおわかりになるように
相手の主張に対して自分の意見を答えること
そして、自分の主張は何なのかを書く書類です。

実際に調停委員に会って、直接会話する中で伝えられることは大いにあります。
それと同じくらい大事なのが
調停委員が事前に目を通す「答弁書」です。
いかにしっかりと、わかりやすく主張をかけているかが
非常に重要なポイントになります。

支離滅裂な内容、
感情ばかりが先行する内容、
一方的すぎる主張と印象付けられてしまう内容、
このような内容で送ったばかりに
ネガティヴな印象を持たれてしまってはもったいないです。

慌てて書いて送ってしまうのではなく
調停の一部として
調停委員を味方につけるような内容に推敲して、提出しましょう。

「調停員を味方につける…？」
大事なポイントに気づいていただけましたでしょうか。
何も調停委員を騙したり、胡麻を擦ったりする、ということではありません。

あなたの主張を正しく理解してもらい
意思とは反した離婚調停が成立しないよう、
しっかりあなたの意見を聞いてもらえるようにしましょう
ということです。

ここまでで、調停が申し込まれたときにどうなるかが
具体的におわかりいただけたと思います。

では次は、調停への臨み方として
調停の準備をどのように進めていくのかを解説していきます。

しばりさ

ここまでお読みいただいてありがとうございます！

離婚調停書類が届いたり、それを想像しただけで、
強い恐怖を感じられると思います。
それ以上に、これまで共に手を取り合い暮らしてきた相手に
調停を申し立てられたという事実があまりにもショックで
相手を恨んだり、自分を責めたりしてしまうのではないでしょうか。

こんな危機的な状況で、一番頼りたかったパートナーがいない。
絶望を感じてしまう方もおられるかもしれません。

調停という攻撃に立ち向かうために、私はここで、
　調停はそんなに怖いことではない
　やり方がわかれば乗り越えられる
ということをお伝えてしたいと思っています。

話を聞いてもらって少しでも楽になりたい、
これから夫婦としてどうしたらいいのかを一緒に考えてほしい
といったカウンセリングのご相談をお受けしております。
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いつでもご連絡くださいね。

あなたは一人ではありませんよ！応援しています！

※なお、調停に関してのご相談は弁護士までお願いします。
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